2015年 養心寮「寮祭レポート」
※ 写真をクリックすると拡大します。
寮祭とは,毎年11月から12月にかけて行われる寮の行事である。内容はスポーツ大会から始まり,最後は神輿を担いで後夜祭を行う,という流れだ。テーマは毎年,掲げられるのだがテーマ云々よりも一番大事なことは,寮生全員がこの一ヶ月間一致団結し,最高の思い出を作ろう,ということに燃えているのである。そこには,寮生だけでなく,日頃から大変お世話になっている地域住民の皆様への感謝,地域の老人会との交歓会もあり,決して寮生だけの内輪で盛り上がる催しではないのである。ホントは全ての催しを詳細に伝えたいところであるが,今回は「餅つき大会」「神輿担ぎ」に限って報告したい。
【餅つき】は,毎年,地域の餅つき大会開催の際,餅米の蒸かし方,餅の搗き方を地域の方々から御指南を受けるのだが,今年は地域餅つき大会の前に養心寮で行うこととなった。
大丈夫か?出来るのか?無事に終わるのか?っと,不安一杯であったのであるが,心配無用であった。なんと毎年ご自宅で餅つきをしているという寮生が現れたのだ!お陰で大変スピーディにことは運び,ペッタンペッタン搗いて,あっと言う間にお餅が出来上がったのである。
これをお汁粉,お雑煮制作グループに託し,早々に終了したのである。筆者も当日,ご馳走になったが,お餅が大変柔らかくとても美味しかったのだ。おそらくここ数年の中では秀逸の出来であったであろう。
最後の催しとなる【神輿担ぎ】は,神輿を寮生が担ぎ,養心寮周辺を練り歩くというものである(安心してください,道路許可は取っていますよ)。
その際,本祭に協賛いただいた地域スポンサーの皆様へは感謝の意を込めて,「商売繁盛祈願」の練りを行うのだが,これがスゴイ迫力だ。1時間程度地域周辺を担ぎ,ようやく寮に戻ってきて一休みもつかの間,その後,何と今年度で卒寮する寮生を神輿に乗せ,担ぎ上げるのだ!
卒寮生は神輿の上で絶叫と悲鳴を上げるが,降りた後は笑顔で担ぎ上げてくれた後輩寮生に感謝するのである。こうした寮生同士のふれあいの循環が,次年度入寮される寮生に引き継がれ,寮祭の魂は滅びることなく続いていくのである。
今回の寮祭を取材して寮生全員のパワーが感じられた。寮生,やるじゃないか!また来年も大いに盛り上がった寮祭を見せてくれることを期待したい!