10月20日および21日に開催された今年度の群桐祭が無事終了致しました。2日間とも好天に恵まれ、小さいお子さんから大人の方まで多くのお客様に足を運んでいただきました。この場をお借りして、群桐祭開催にあたりご尽力くださった皆様に感謝申し上げます。
 26もの団体がそれぞれ趣向を凝らした模擬店を開き、そのバリエーション豊かな出店内容に回り切れなかった来場者の方もいらっしゃったようでした。今年は、例年盛況だったテクノドリームツアーを改名して「サイエンステクノ教室」とし、VRやロボット操縦など、最先端の科学を身近に体験できる科学教室となりました。また、自分で作った作品を持ち帰られるよう企画した団体もあったため、お子さんたちが嬉しそうに歩く様子が印象的でした。さらに、ステージイベントでは様々な部活やサークルがパフォーマンスを披露し、アカペラやダンスバトルで会場を沸かせました。
 私自身は2年の春に実行委員に立候補し、先輩方からの後押しもあり実行委員長になりました。初めは期待の方が大きかったものの、仕事が増えるにつれて不安が募り弱音を吐いたことが何度もありました。そんな時に励ましの言葉をくれ、助けてくれたのは家族や友人、そして実行委員でした。特に実行委員は、皆忙しい生活を送っているにもかかわらず、ひとつひとつの仕事を確実にこなしてくれました。そんな彼らの姿がまた私自身に力を与え、時には意見でぶつかりながらも信頼しあえたことで無事に当日を迎えられたのだと思います。大変なことばかりでしたが、実行委員長をやらなければよかったと考えたことは一度たりともありません。
 今まで多くの行事運営に関わってきましたが、自分たちの力だけでやり遂げる必要に迫られた中でのトップとしての経験はありませんでした。頼られるためにまずは相手を頼ること、できないことは一人で抱えず皆で解決すること、相手の意見を理解する努力をしたうえで自分の考えを伝えることなど、この1年間で多くのことを学ぶことができました。実行委員長という一般的にはなかなかできない経験をさせてくれた先輩方にも感謝したいです。
 来年度実行委員会を引っ張っていく後輩たちが、より一層盛り上がる学園祭を作り上げられるよう、今年度で引退する3年一同で引き継ぐつもりです。来年度以降も引き続き群桐祭へのご支援、お力添えを何卒よろしくお願いいたします。

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