荒牧祭レポート
文:荒牧祭実行委員長
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今年で第61回を迎える荒牧祭は、「繭から広がる世界への糸」を今年のテーマとして開催されました。例年、荒牧祭は11月頃に開催されますが、その準備は6月頃から始まり、どのサークルもこの日の為に努力を積み重ねて来ました。
荒牧祭前日、11月7日の金曜日から会場の準備が始まりました。どの団体も授業の合間を縫って集まり、レンタル品の受け取りや取り扱い方法などのレクチャーを受けていました。それぞれ思い思いの屋台を作り上げたり、装飾を施したりして、見慣れた学校の景色が変わっていくのに、当日はたくさんの人に喜んで貰えるような荒牧祭を開催する事が出来るのかと不安と期待の両方を抱いていました。
そうして始まった荒牧祭1日目。雲が薄くかかった天気で、少し肌寒さを感じた中で開会式が行われました。開会宣言で荒牧祭が開始し、それまで準備をしていた屋台の人々の呼び込みの声がするようになり、盛り上がって行くのを感じました。
メインステージでは、開会式のあとすぐにB-STYLEによるダンスショーケースが始まりました。圧巻のストリートダンスでたくさんの人々の足を留めました…が、このサークルの力はこんなものではありません。本番は第一体育館で行われるB-STYLE FESTIVALなので、その宣伝のためにメインステージで踊っていたのでした。ミューズホールでは、ジャズ研究会主催のジャズライブが行われていました。シックな音色に皆さん、聞き惚れていました。また、教育学部前の広場では、教育学部生の皆さんが色々な実験をして、子供たちの注目?を集めていました。
そして、1日目の一大イベントといえばUNIROCKです。無料の音楽フェスとしては群馬県最大のイベントで、数々のバントが群馬大学に集結します。その時間にあわせて多くの人々も来場しました。やはりプロの演奏は力強く、魅力的で、本部で休憩していた実行委員も思わず聞きに行ってしまう程でした。
2日目は、朝から1日目よりも雲が厚く、実行委員は雨具を片手に準備を行っていました。2日目にはVoice creamによるアカペラコンサートが行われ、それぞれの声を生かしたハーモニーを奏でていました。社会情報学部棟では、今回の荒牧祭で初企画となる「上毛かるた大会」を開催しました。もの凄い緊迫感があり、読み上げでは参加者が固唾をのんで、絵札を探し、瞬時にかるたを取るといったシーンが繰り返され、初めて見る方にはただただ驚きの連続でした。
また、荒牧祭のラストを飾るのはMr&Missコンテストです。例年メインステージで行われていたミスコンは今年体育館で行われました。キャンパスを問わず集められた美男美女たちがいくつかの企画を通して内面から暴かれ、最終的に観客からの投票で1番が決められます。みなさん美しいので一番を決める事はとても難しいですが、体育館いっぱいに集まった人々により投票が行われ、その場で迅速な集計が行われて、めでたく群馬大学の頂点が決められました。
第61回荒牧祭は、昨年と異なる点がいくつかあり、実行委員としては周知徹底を心がけたつもりでしたが、関係者ならびに来場者を困惑させたことがあったかもしれません。それは実行委員の力不足であり、来年以降への改善点であると感じています。実行委員一同、来場者の方に楽しんでいただけるような荒牧祭になるよう精一杯力を尽くして来たつもりです。また、この荒牧祭は実行委員だけでは成り立たず、近隣の住民の皆様、各団体の協力が不可欠です。ご理解、ご協力ありがとうございました。