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Campus News 群 2013

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第29回医学祭

医学祭レポート:1日目

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医学祭

 医学祭とは、医学部の学生を中心に、11月の初め頃に行われる学園祭です。文化系の部活は日頃の活動の成果を披露し、運動系の部活は模擬店を出展し来場者をもてなします。また、その他、実行委員会による文化人講演等が行われます。2013年の第29回医学祭は、11月3日と4日の2日間に渡り行われました。

実行委員長

 朝、華々しい号砲と共に、第29回医学祭は始まりました。オープニングセレモニーでは、実行委員長がステージに描かれた、だるまに左目を入れ、医学祭の成功を祈願しました。医学祭は大きく別けると4つのエリアに分かれます。保健学科の南棟と新棟、そして保健学科棟前に設置された屋外ステージと生協ホール。この4つに所狭しと各ブースが並びます。

 今年の医学祭は例年以上に豪華ゲストが用意されました。福田康夫第91代総理大臣を迎え、広く社会の視点から、今の学生に求められるものについてご講演いただきました。現在の日本は、世界でも完成されており、これからの世代はそれをどう適応させてゆくのか考えるべきであるということを述べられました。また、現在の難しい国際情勢から、他国の人と積極的に交流することが大切で、学生のうちから、留学生との交流、また実際に自分の目で外国を知ってくることが大切であるということをお聞かせいただきました。

  • 今年はなんと!
  • 福田先生!!

 また、もう一つのビックゲストとして、吉本のお笑い芸人をお招きした爆笑ライブを開催しました。開始1時間前から並ぶ人がいるほどの大盛況ぶりであり、ピース、トータルテンボスと言った、誰もが一度はテレビで聞いたことがある芸人さん方が来てくださいました。また、群馬出身の5GAPも来てくださり、上毛カルタをネタに、地元あるあるのネタで会場の笑いを誘っていました。

  • 芸能人ライブ
  • 群馬出身の5GAP
  • 一番人気!!

 また、医学祭ならではの催しとして、群馬大学の総合診療科の田村遵一教授による、「健康に生きる」をテーマとした公開医学セミナーも開催されました。会場に来た一般の来場者に、社会問題や一般社会のテーマをふんだんに取り入れつつ、「健康」ということの変化について、わかりやすく説明されていました。

 部活動展示も見逃せません。生協ホールと野外ステージの2カ所にて、群大の誇る音楽サークルが自らの練習の成果を惜しむところなく発揮します。エレクトーン部Pico、Guit’s、FBO、VoiceCreamが1日目ではコンサートを開き、詰めかけた観客を魅了していました。 また、実行委員に寄る催し物として、グルメグランプリという、各運動部の模擬店が来場者の投票で競い合うという企画や、腕相撲やクイズによる群大王座決定戦というユニークな催し物も開催されました。

  • 生協ホール
  • まさか・・・
  • グルメグランプリ

医学祭レポート:2日目

野外ライブ

 2日目、この日も前日に引き続き野外ステージは盛り上がりを見せ、FBOによる演奏、医学部★ダンスサークルによる初ステージ、さらにはVit’sのダブルダッチによるパフォーマンスと、朝から目白押しでした。そしてこの日最大の盛り上がりを見せたのが、群馬県のご当地アイドルAKAGIDANによるスペシャルライブです。多くの観客が集まり、群馬県だけに収まっているのはもったいないと感じるほどのダンスや歌声、パフォーマンスに誰もが魅了されました。握手会も開かれ、彼女たちのファンのみならず、一般の来場者の方々、さらには学生たちも彼女たちの笑顔に元気をもらいました。

さすが医学部

 また、前日に引き続き、公開医学セミナーが開催されました。この日は、群馬大学の分子予防医学分野の磯村寛樹教授により、「ウイルス感染症とその予防法の確立」をテーマにお話いただきました。ウイルス感染症の流行が問題となる昨今、ウイルス感染症の正しい理解や的確な予防法が強く求められています。その中で、そもそもウイルスとは一体何なのかという基本的なところから、今後ウイルス感染症に対して私たちがいかに対処していけばいいのかといった問題に対しても、丁寧にかつ分かりやすく、お話ししてくださいました。高校生には、保健学科棟2階で両日共に開かれていた、高校生相談会も興味の的となっていました。誰もが抱える受験への悩みに対し、大学生の先輩方が優しく相談に乗っていました。先輩自身の経験から、やっておいた方がいい受験対策、大学での勉強、部活やサークルについての相談などなど、大学生の生のアドバイスが聞ける貴重な時間となっていました。

 医学祭恒例の模擬病院も、保健学科棟3階にて行われました。模擬病院では、来場者が患者役、医学生や保健学科生が医師役となり、身体測定、血圧測定、肺機能検査、視力検査、外科糸結び体験、AED使い方体験が行えます。また本物の医師による健康相談コーナーも設けられ、無料で気軽に健康相談ができます。医学生や保健学科生も、実際に医療者の立場からコミュニケーションをとることができ、来場者も気楽に質問できます。互いににとって、非常に有意義な場と言えるでしょう。

  • 模擬病院
  • 模擬病院

 そして、いよいよエンディング。2日間にわたる医学祭は、野外ステージでの医学祭実行委員2人によるコントで締めくくられました。エンディングにふさわしい芸人顔負けの内容で、観客席からは幾度となく爆笑が沸き起こっていました。忙しい中でも、来場者へのサービス精神を忘れない実行委員の姿は脱帽でした。

  • ころとん
  • 大盛況!?

 総来場者数2140人にも及んだ今年度の医学祭は、紛れもなく大盛況かつ大成功でありました。ひとえに医学祭実行委員をはじめ、医学祭に携わった全ての人が力を合わせ、またその一人一人が医学祭の成功を祈った結果でしょう。みんなの力が一つになればこれだけ大きなことが成し遂げられることを、今回の医学祭が示してくれたのではないでしょうか。今年度の医学祭を糧に2年後、さらに素晴らしい医学祭が私たちを迎えてくれることでしょう。

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